「三宗教相談所」を作ったワケ

ドガピポ隊長、三宗教相談所 ディレクター

 

隊長—っす  

この宗教相談の始まりについて。

 

 

誤解を恐れずにいえば、もともと「宗教」に疑問を抱いている立場でした。 

ただでさえ触れる機会が少ない上に、

お葬式でお坊さんが「…という話をTVで見まして…」なんて、

「TVで知った、ちょっといい話」説教を連続して聞く体験に遭遇しました。

残念を通り越して、

「大切な人の死の前で、何をこんな話に有り難がるのか。」

という完全な不信感でした。

 

オウム事件で日本人と宗教の関係は50年分後進した」と言われている通り、

事件をきっかけに、多くの日本人は「宗教」を忌避するようになったと感じます。

しかし、世界では宗教に帰依していない人の割合は半分以下、すなわちマイノリティなのです。

私達日本人は宗教から遠ざかったままで、

宗教について知らないままで、いいのだろうか。

例えば、ISのテロの問題、宗教法人税、トランプ氏の排他的発言…

それらがどんな宗教的思想に基づいているのか、

知らないでは済まないのではないだろうかという思い。

例えば、以前TEDで京都のお坊さんが「日本人の宗教観」について話された際、

『クリスマスを祝い、除夜の鐘を聞き、神社へ初詣をする日本人の宗教観は、

 しばしば世界から疑問視されるが、

 この日本人の寛容性こそが宗教の本質をとらえており、

 宗教上の問題で争いが絶えない世界に対し、我々の宗教観を発信していく必要性がある』
と語り、世界が見直すべき価値観だと喝采を浴びたという記事。

これらを通して、

キリスト教、仏教、そして何よりイスラム教を知ってみたい、

車座で三者が談笑してもらいながら相違点を理解したい、と思い、

日本だからこそできる企画はないだろうかと考え始めました。

 

別にお勉強ではありません。

あくまで初めて知るためのビギナー用のプログラム。

「へぇ!そうだったのかぁ!?」とトリビア的喜びを感じて欲しい。

 

先の収録ではお墓に関する相談に対して、

キリスト教、仏教、イスラム経ともに、

「本来、死んだ後のお骨に関しては所詮物質。

 葬儀を盛大に、は元々やらなかった事。

 結局、葬儀屋が考えた事なのです。」喝破されました。
 

宗教によって違う事や、宗教は違えど同じ事に驚き…楽しかった。

そんな話を、お悩みのお答えと共に繰り広げる…。

・・・なんて、真摯なご説明しましたけど、 

とにかく、宗教家のみなさんは面白がって下さり、

「禁断のお話」をバンバンしてくれてます!
 

そんなプログラム…是非お楽しみあれ。

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